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 広島県福山市沼隈町特産のブドウ「ニューベリーA」を使った果汁100%ジュースが、出荷を待っている。

 製造するのは、地域の特産品を扱う「ぬまくま夢工房」(広島県福山市御船町1丁目)の社員ら。手作業で計420キロのブドウの実を一粒一粒はずし、踏んでつぶして鍋で加熱して搾り出す。手作業で実を外すのは、渋みの原因となる枝がまじらないようにするためという。すでに作業は終わり、糖度を高めるために冷凍して寝かせている。

 中島基晴社長(57)は「猛暑だったが、色も味も例年どおり。甘みと酸味のバランスの良さを楽しんでほしい」と話す。「沼隈ぶどうジュース」(500ミリリットル)は税込み2592円。600本限定で、10月下旬に発売する。同社(084・922・4870)で予約、販売するほか、道の駅「アリストぬまくま」(同市沼隈町常石)、東京・銀座にある県のアンテナショップ「ひろしまブランドショップTAU」でも販売される。(菅野みゆき)

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